同意管理プロの設定変更画面は、どのサービスを信頼し通信を許可するかの設定に加えて、ウィジェット側に表示する際の取り扱いについて設定することができます。
webtru管理画面で設定変更を表示したところ
編集操作自体はシンプルです。検出されたウェブサービス一覧の行頭「利用」にあるチェックボックスにチェックが入っていればCMPウィジェットの初期状態で「許可」状態とし、チェックが外れていればCMPウィジェットの初期状態で「拒否」とします。
なお、「拒否」する = そのウェブサービスの通信を遮断 = 全く動作しないです。
「必須」のチェックボックスにチェックを入れると、その外部サービスはCMPウィジェットの必須カテゴリに入り、来訪ユーザー側での許可/拒否の選択ができなくなります。ページそのものを構成する要素(ウェブフォントや地図など)となるサービスが使えなくなると問題がある場合には、チェックを入れて「必須」にしておいてください。初期状態では、アクセス解析、広告、データ収集のいずれかに分類されているサービスは必須のチェックが外れた状態で、それ以外のサービスは必須にチェックが入った状態になっています。
逆に、チェックボックスをはずすと必須カテゴリではなくなり、CMPウィジェットで選択可能なカテゴリに追加されますので、来訪ユーザー側で許可/拒否の選択ができるようになります。
なお、それぞれのチェックボックスをON/OFFにした際の意味合いについては、次の表を参照してください。
利用 | 必須 | 動きと意味 |
---|---|---|
ON | ON | 必須カテゴリに入り、ユーザーが操作できない状態。GDPRとしては正当な利益があるサービスで、同意がいらないものを入れる必要がある。 |
ON | OFF | 選択可能なカテゴリに入り、ユーザーが操作できる状態。初期状態は許可されているオプトアウト方式となる。 |
OFF | ON | 初期状態が拒否で必須の状態。ただし必須カテゴリ内に表示はされない。CSPと同様の機能となるで、サイト運営者がブロックし続けたい外部サービスをこの状態にする。 |
OFF | OFF | 初期状態が拒否で選択できるカテゴリに入る。GDPR準拠のオプトイン方式となる。 |
外部サービスが多い場合に1つずつ「利用」のチェックボックスを切り替えて、初期状態をオプトインまたはオプトアウト状態に変更することは時間がかかります。
そのため、上図①のように、オプトイン設定・オプトアウト設定を一括で変更できるリンクを用意しています。リンクを押した時の挙動は下記の通りです。
-
オプトイン設定に変更
- 必須ではない外部サービスの「利用」のチェックボックスが全てOFFになります (上図②)
-
オプトアウト設定に変更
- 必須ではない外部サービスの「利用」のチェックボックスが全てONになります (上図②)
「利用」チェックボックスのON/OFFが切り替わるだけですので、設定を反映するためには末尾の「設定をタグに反映する」を押下してください。
webtru そのものが拒否されないよう、webtru は初期状態から変更できないようになっています。見た目はチェックボックスがはずれていますが、いずれもONの状態での動作となります。
ドメインのみの表示になっているものは、その時点でwebtruに外部サービスとして登録されていないものです。これらは、来訪ユーザーが操作するウィジェットには表示されず、ウェブサイト側で通信を許可/拒否のどちらの取り扱いにするか決めてください。なお、DataSign にお申し付けいただければ、調査の上で新規サービスとして登録することも可能です。(調査によって外部サービスの名称を判明できたもののみ。)
画面上のボタンをクリックしないと呼び出されない外部サービス(ソーシャルログインなど)や、まだ導入していないタグは、同意管理プロのサイトURL検査では検出されません。検出されない外部サービスは任意で追加することができます。追加できるサービスは、webtruの外部サービスマスタに登録されているものが対象となります。
「外部サービスを追加」ボタンをクリックして設定画面に遷移します。
「サービス名またはドメインで検索してください」の欄にサービス名やドメインを入れて検索します。ブロックされているドメインの調べ方は「ブロックされている通信先の確認方法」をご参照ください。
例として「amazon」で検索をします。「amazon」がサービス名や関連する通信先ドメインに含まれている場合は検索結果に出てきます。すでに検出されているAmazonのサービスは出てきませんのでご注意ください。
表示されたサービス一覧の中から追加したいものを選択し、画面右下の「追加」を押すことで追加されます。追加された外部サービスが管理画面上に現れますが、この段階ではまだ同意管理プロウィジェットのタグに反映されていません。タグに反映させるには末尾の「設定をタグに反映する」を押下してください。
同意管理プロのクローリング検査で検出されなかったドメインが、同意管理プロウィジェットによってブロックされ、一部サイト上のコンテンツが表示されないことがあります。(例えば、一部のページで画像を配信しているCDNのドメインなど。) このような場合は、ドメインの追加を実施ください。
「追加サービス」の領域にある「ドメインを追加する」ボタンをクリックして設定画面に移動します。
「管理したいドメインを追加してください」の欄にドメイン(FQDN)を追加して下さい。(例として「www.example.com」。)
複数のドメインを追加したい場合は、「+行を追加する」ボタンをクリックするとテキストボックスが増やせます。
ドメインを入力した後に画面の右下の「追加」ボタンを押すと設定変更画面に戻り、ドメインが追加されたことを確認できます。しかし、この段階ではまだ同意管理プロウィジェットのタグには反映されていません。タグに反映させるには末尾の「設定をタグに反映する」を押下してください。
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